
十日町の若者のみなさんへ…

20代…仕事をしてもまだまだ所得は少ないしぃ

30代…30年ローンを組むにはいい時期だけど資金がねぇ

40代…子供も増えてお金はかかるけど、新しい家が欲しいよなぁ

家は欲しいが、資金が不安ですよね。
やはり親の援助無くては厳しい人が多いようです。
援助してもらうにしても、贈与税がいっぱいかかります。
しかし今年(来年も)は少し違います

税制が変わりました。
贈与税の基礎控除の110万円は変わっていませんが
住宅取得のための贈与税特例が変わったのです。
住宅取得のための特例って知ってましたか?
去年まで、住宅所得のためでしたら、500万円まで
贈与税はかからなかったのです。
基礎控除と合わせて660万円までは非課税。
参考例
2,500万円の家を建てようとしています。
親から1,000万円援助してもらい、
残り1,500万円の住宅ローンを組むとしたら。
親からの贈与1,000万円から
基礎控除110万円と特例の500万円を引くと
340万円。これに贈与税がかかってきます。
340万円×贈与税20%−控除額25万円=43万円の贈与税を払わなくてはいけません。(税率・控除額は金額により変わります。)
しかし今年は違います!!!!!


つまり、基礎控除110万円とあわせて1,660万円まで贈与税がかかりません。


上記の参考例で考えると親から1,000万円援助してもらっても贈与税がかかりません

また、実父母だけでなく実祖父母(法律上「直系尊属」と呼ばれる人)からの贈与もOKです。

親から1,000万円、おじいちゃんおばあちゃんから660万円援助してもらっても
合計1,660万円ですので贈与税はかかりません

このように今年は親から援助してもらいやすい年です。
(来年は、1,500万円が1,000万円になります。
つまり来年は、1,100万円まで贈与税はかかりません)
ある意味チャンスですね!
再来年はまだわからないので、特例がなくなるかもしれないし、500万円に戻るかもしれないし…

1,660万円以下の非課税贈与であっても贈与税の確定申告が必要なので、
必ず税務署に事前相談するようにしましょう。
なお、暦年課税制度の他に、相続時精算課税制度(俗にいう生前贈与)という方法もありますが
これについては、別の機会に解説します。(両方併用することも出来るそうです。)
わかりやすく簡単に説明してみました。
中町でした


